おっさんふたりの定番珍道中 グリーンブック

グリーンブック

地元の映画館で観てきました。


【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告


あらすじ
粗野な白人と教養あふれる黒人ピアニストによるロードムービー
2人の珍道中の結末や以下に。

元々バディ物が好きなので、アメリカ公開時から気にはなっていたが、
よりによって日本での公開日直前アカデミー賞しかも作品賞を獲っちゃうという
ラクルが発生し、間違いなく関係各位が両手を挙げて万々歳な状況が目に浮かぶ中、
当然のように映画館もほぼ満席でミーハー扱いされるのもシャクだと思いながらも鑑賞してきました。

正直あらすじ以上のことは何もなく、
『身分も環境も違う2人組が共通の経験を経てお互いを思いやりつつ成長していく』
という男性2人組を主役に置いた映画のテンプレ通りの作品でした
面白くないということはないんだけど、観てる間、
・まぁそうだよね
・そうなるよね
・そりゃそうだよね
・よかったよかった
といった感想以外のことが一切出てこず。。。
よく出来てはいるんだけど、そこを一切はみ出していないというか
翡翠石のくだりが少しおっと思ったぐらいかなー。
あとお前運転免許持ってんのかい!と思ったとことか。
決してつまらない訳ではないんですが、アカデミー賞を獲るほどのものかというと。。。

ただ、映画の感想とは少しズレるけど、今年のアカデミー賞のノミネートの面子を考えた場合、
『グリーンブック以外にあげるとしたら』という視点で考えると
『グリーンブック以外ありえない』になるんですよね。

以下が今年の作品賞にノミネートされた方々ですが、

・『グリーンブック』 - ジム・バーク、チャールズ・B・ウェスラー(英語版)、ブライアン・ヘインズ・クリー、ピーター・ファレリー、ニック・バレロン
・『ブラックパンサー』 - ケヴィン・ファイギ
・『ブラック・クランズマン』 - ショーン・マッキトリック、ジェイソン・ブラム、レイモンド・マンスフィールド、ジョーダン・ピールスパイク・リー
・『ボヘミアン・ラプソディ』 - グレアム・キング
・『女王陛下のお気に入り』 - セシ・デンプシー、エド・ガイニー(英語版)、リー・マジデイ、ヨルゴス・ランティモス
・『ROMA/ローマ』 - ガブリエル・ロドリゲス、アルフォンソ・キュアロン
・『アリー/ スター誕生』 - ビル・ガーバー(英語版)、ブラッドリー・クーパー、リネット・ハウエル・テイラー
・『バイス』 - デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、アダム・マッケイ、ケヴィン・メシック

※以上、Wikipediaより引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC91%E5%9B%9E%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC%E8%B3%9E

となり、アカデミー会員の思惑を勝手に代弁すると、

・ブラパン→アメコミ映画に作品賞はないやろ
・クランズ→スパイクリーがうるせーけど脚色賞くれてやったから黙ってろや
・ボヘ→主演男優賞くれてやったから黙ってろや
・女王→主演女優賞くれてやったから黙ってろや
・ROMA→ネトフリ映画にやるわけにはいかんやろ
・アリー→ガガに歌曲賞くれてやったから黙ってろや
バイス→チェイニーになんで賞やらなあかんねん

になるのではないかと。各作品に問題があるわけでなく、
色んなしがらみやらポリコレやらアカデミー会員のプライドなどを考慮すると、
『グリーンブック以外ありえない』はずなんですよ。
妥当といえば妥当、配慮といえば配慮。

決して悪い映画ではないんですが、安心してテンプレ映画に浸りたい方には
とてもお勧め。